HGUC 「ザクIIF2型 ジオン軍仕様」

我々は3年どころか10年待った!とクラスで評判の(何)F2ザク、アニスパ聴きながらパチパチ組んでみました。

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ガンプラの進化や発展は外見よりも内部の関節構造の方が重要だ。とどこかで誰かが言ってました。今回発売F2はポリキャップにPC-001(ダブルオーのセカンドシーズンから使用されてるパーツですね)を用いたはじめてのザクで、これまでにない作りです

個人的にもこのPCパーツ使ったキット作るのは初めてだったんで、色々と楽しいですな。ここでガンプラ史に於ける「1/144 スケールザクの関節可動の歴史」について熱く語ろうと思ったけれど、流石にそれはウザ過ぎるのでヤメます。


で、実はこのギミックを知って購入意欲がモリモリ湧いてきた腰関節のスイング部分。f:id:HueyAndDewey:20100227235516j:image:w300:left


中心からやや前よりに偏心した位置に回転軸が仕込まれ、さらに背部の動力パイプに「遊び」があることで

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このように上半身を左右に動かすことが出来ます。いや以前から1/144 の「ザク」としてはこういう機構もあるにはありました。けれどもそれはパイプのない旧ザクだったり、ちょっとヘンなアレンジ加えたFZだったりした訳で、こうしてランドセルから腹部にパイプが伸びた状態で腰に可動部分が設けられたザクのプラモデルは人類史上初めてじゃないか知らん、と思ったり。なにしろカトキハジメのOVA「0083」当時のオリジナルデザインでもこんなところに可動部ありませんので…

世が世なら「パイプが中から伸びてくるのはリアルじゃない」とかの文脈で批判されたかもしれないのですが、ポージング重視の昨今なら十分アリだなぁと思いますですハイ。しかしMGやPGサイズで同じことをするとそれなりに違和感を感じるギミックかも知れません。スケールによる方向性の違いと言ってしまえばそれまでですけど、設計のアプローチも変化しているのでしょうね。


f:id:HueyAndDewey:20100228000955j:image:w300:left肘は一軸関節で可動範囲はこれぐらいです。旧ザクのABSフレーム二重関節より範囲としては狭いんですけど,
これなら分解できますし、エナメル塗っても割れたりません。

f:id:HueyAndDewey:20100228001817j:image:w300:rightそして膝のアーマーが腿でもなく脛でもなく、ちゃんと膝関節をガードしてることにいささか感動する。
以前作ったMG版だと、ここんところの解釈が腑に落ちなかったもので…(アーマー自体は脛側に付いてて、そこで内側に「倒れこむ」ような仕様だった)


f:id:HueyAndDewey:20100228003756j:image:w300:left武装は山ほどついてきますが、とりあえずMMP-80マシンガンを組んでみました。
このサイズでもグリップ部分に固定ダボが付くようになったんですねーとしみじみ。しっかり保持できて良いんですけど、他のキットへの流用はやり辛いかもしれません。この辺も今の風潮かなあ。


f:id:HueyAndDewey:20100228004126j:image:w400:rightそんでいちおー完成です。肩関節はスイングさせずにそのまま上げめ、そして股関節を開きめにすればカトキ立ち風いやナナメから撮るともっと良かったか。真っ当なレビューサイトならここからいろいろポージングさせるところなんでしょうが、まーこの状態からでも結構バラせるんで色塗りますかね。しっかし上腕部も大腿部も一体成型されてるんで、処理する合わせ目って左肩スパイクアーマーぐらいしか無いんだなあ。


そのまえに「0083」見直してテンション上げなきゃ!やっぱビッター少将とキンバライド基地が出てくる第四話「熱砂の攻防戦」か!?あ、でも…

まだちゃんと動くかな、LDプレーヤー。

ところでふと思ったのですが、そもそも頭身がぜんぜん違う大河原・出淵・カトキそれぞれのデザインしたザクを全部が全部「全高17.5m」の設定で統一しちゃうから、設計者の方はいろいろ大変なんでしょうね。

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