Migプロダクション「錆・煤表現セット」

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Migプロダクションピグメントシリーズからウェザリング用の製品を6本組にしたセットの紹介です。

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内容はP022アッシュホワイト、P023ブラックスモーク、P024ライトラスト、P025スタンダードラスト、P031ベトナムアース、P039インダストリアルシティダートの6種入り。それぞれ単品でも販売されている物ですが、セットでは若干お買い得になってますね。

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色あい的にはこうなります。すごくジミカラーな戦隊ヒーローのようだなw

あー地味と言えば今回非常に地味な写真の連続になるので、あしからずご了承くださいm(_ _)m

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製品には英語/スペイン語による簡単な使用マニュアルが封入されていますが、ハポンのアミ~ゴゥ(AM調)向けにちゃんと日本語対訳も付属してますのではじめての人でも安心。

そんなわけで長年パステル派だった自分による、はじめてのピグメント使用記はじまりはじまり。題材にはこないだ使ったホビーボスのKV-2とフリウルキャタピラを流用しまして、参考と言うか参照と言うかこんなんできたらいいなあと頭をポワポワさせるためにアーマーモデリング2008年1月号を手元に置いときました。安心するんですよこーゆーのがあれば。

しかしマニュアルにもAM誌にも「定着させるにはエナメル溶剤を使え」と書かれているのをガン無視でアクリル溶剤で溶いて塗りつけてみたんで、なにが参考なんだか最初の一歩から踏み外した気がしなくもないのだ…

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且つ何も考えずにP031ベトナムアースをぼってり乗せてみたらオウこれは実に廃車さんの空気。

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綿棒使って接地面のピグメントを落としていけばこれこのとーりフリウルモデル特有の金属地肌が見えてくるという次第。

前述のようにアクリルシンナーで溶いてみた限りにおいてなのですが、やはり粒子の細かさが際立ちますね。マスクはもちろん必須で部屋の換気も気にした方がいい。コーヒー紅茶の類は絶対に手元に置かないこと。などが注意点か。細かさに比例してか定着力は非常に弱いです。正直作業スペースが恐ろしいことになりますので、なにか大きめの箱を使ってその内側で作業するとよいでしょう。1/35スケールの重戦車プラモなんかぴったりかな?

そんなことに気が回った時には、既にして手遅れな状態だったんだけどな…

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粒子の細かさを利用すればさらさらに溶いて(印象論すぎる)スミ入れっぽく凹部に流してみるのも可となります。これはパステルの茶漉し削りではなかなかできないワザ(ワザかなー)

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P039インダストリアルシティダートをやはりさらさら溶いて塗り、それが乾く前に粉末状態のP039を乗せ、センターガイド部分はこすって落とし、なるべくランダムな汚れ具合にして行きたい…行きたいものであります。

しかしあんまりランダム過ぎるのも却って不自然な気がするんだよな。

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そう思ったんで接地側はP039を多めに塗り、埃っぽく仕上げて…

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当然のようにまるで違った汚れ具合のキャタピラが2本できちゃいました。

え、どうすんのこれ??

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そんなん、車体の方も違う汚しかたすりゃエエねん。

とゆーわけで習作と割り切って左右で汚れ具合を変えてみる。たまにはこんなのも悪くないです。ベトナムアース側はべったり、シティダート側はさらさらで調子を変えて、塗っては落とし塗っては落とし、筆と綿棒爪楊枝にマイクロブラシがかなーり有効なアイテムでした。いや楽しい。終わらない。落とし所が見つからない…

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問題はいたずらに時間を掛けてもそれに応じた仕上がりを求めることが出来るかってことです。意味合いと方向性を確立できてないと、あまり印象が変わらないような…

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隅にたまった埃汚れが気にいってます。とはいえ完成しても全然見えないし接写すると筆目が見えるしでなにか自虐的な気分にならざるを得ない!

敢えて筆目を残すことで雨だれ風にはなるのかな?

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砲塔部分(さすがに左右非対称はやめた)はそんなことを考えながら汚してみました。ウエットな状態では「おー完璧じゃあ」とか思いつつ乾燥してみると「なんじゃこりゃあ」なのはピグメントもパステルもおんなじで、その辺の葛藤とか「あまり落とし過ぎるとそもそも塗ったことがわからなくなる」ジレンマとかああ、戦車モデラーの心は汚れているなあ。

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排気管は錆と煤汚れの独壇場で、どれを使ったんだかよく覚えてない程度にはいろいろ試してます(なんて再現性の低いレポート)KVの排気管は小さめで、本当はもーちょっと大きい方が楽しめるんだけどな。

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一応の完成。やっぱり汚したところはよく見えない(苦笑)

角度を限定させればそんなに変でもないですかね。むかしAMの四号戦車コンテストだったか、春夏秋冬を一台の戦車で塗り分けてた作品は面白かったなー。

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正面からみると容赦なく変です(w;

幸いにして各色ともかなりの分量があり、しばらくウェザリングでは重宝しそう。もちろんパステルやタミヤの 基礎化粧品 ウェザリングマスターなどさまざまなマテリアルと絡めて使っていくのが正しいありかたか。

仮にどれかが切れても単色で買い直せるのは有り難いですね。某マーカーセットは一本だけ無くなるのが早くて困ったなんて話も、あるのですから。

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