[ひっさつのいちげき ]

作品名 : ひっさつのいちげき　 /（ nmkgさん ）

使用キット：モンモデル 1/72 ドイツ 主力戦車 レオパルト2A7

「かつて携帯ゲーム機のゲームボーイに「サガ2・秘宝伝説」というRPGがありました。

ちょっと変わった世界観を持ったゲームで、剣や斧といったRPGではよくある武器のほか、銃のような現代の武装も並行して登場します。とりわけゴツい重火器のカテゴリでは、サブマシンガン→手榴弾→バズーカ…といった具合にランクアップしていく中、最強クラスの武装として登場するのがこのレオパルト2なのです。

これが私とレオパルト2の出会いだったのですが、なにせ当時のゲームのこと、装備がビジュアルとして画面に登場するわけではありません。他の銃器と同様に「装備」しているわけですから、レオパルト2というのは何かとてつもなく強い大砲なのだろうと脳内で解釈するしかありませんでした。後にそれが戦車であると知った時の、驚きと呆れの入り混じった感情は忘れようもありません。以来、レオパルト2と聞けば私の中ではこのサガ2が切り離せない存在なのです。

以上、前置きです。

今回はそのサガ2の世界におけるレオパルト2を作成しました。

初の戦車として、ガンプラで言うところのHG的なサイズとお値段を求めて今回のモンモデルのキットなのですが、この選択は正しかったのかどうか…。まずランナーを眺めてこれまで見てきたキャラクターモデルではまず見かけない精細なモールドに驚きましたが、組み進めていったらサスペンションアームのダボ穴の方向が不揃いで転輪がガタガタになったのも驚きました。

履帯の組み立ても、何も考えず接地面から貼り付けていったらスプロケットホイールの部分で切り欠きが噛み合わず、やり直す結果に。接着したパーツを無理矢理ベリベリ剥がすのは、子供の頃ガンプラ旧キットを組んだ時以来です。それ以外の組み立ては無事に終わりましたが、パーツをどの向きで接着すれば良いのかなどは説明書だけではよくわからないところもあったりして、かなりネットでいろいろな資料を見て勉強になりました。

ただ、砲塔の両サイドがパカパカ開閉するのは未だに意味がわかりません。塗装については、当初マニュアル通りの迷彩色を考えていたのですが、サガ2の世界にドイツ陸軍のカラーリングも変だなぁと思い、いっそファンタジーでしかあり得ないような戦車にしようと赤く塗り始めました。ところが、塗っていくうちに何故かご覧のような味噌の色に。これでも現実にはあり得ない色という意味では目的通りではあるのですが…まぁまぁ不本意です。

そして、サガ2ワールドを再現するうえで最も重要なのが、このレオパルト2を「装備」しているキャラクターです。ゲーム中選択可能なキャラの1体である「メカ」をジャンクパーツの寄せ集めで再現しました。ゲーム内ではこのメカとレオパルト2の相性が良いのです。適当なパーツを集めるのに5日くらいかかってしまいましたが、これがメインなので仕方ありません。結局、「装備」じゃなくて乗ってるだけじゃねーか、というツッコミはなしでお願いします。」

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nmkg さん、投稿どうもありがとうございました！

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