[ 昭和のP.A.K(ペーカー) 令和のP.A.K(ペーカー) ]
作品名 : 「昭和のP.A.K(ペーカー) 令和のP.A.K(ペーカー)」( narinariさん )
▶︎ 使用キット: 日東化学 1/20 マシーネンクリガー ハインリッヒ
ウェーブ 1/20 P.K.A






「今回は日東化学のマシーネンクリーガー「ハインリッヒ」と、ウェーブの「P.K.A.」(ペーカーと呼ぶのが通らしい)を製作しました。
年末頃からマシーネンクリーガーにどっぷりハマり、現在入手できるキットや関連書籍を買い漁る日々です。まさに「マシーネン考古学」に勤しんでおります!そんな折、幸運にも箱が潰れた日東製ハインリッヒを安く買う方ができました。マシーネンクリーガーのキットはいつでも買えるものではないと痛感していたので、いざ製作するとなると少々ためらいもあったのですが、この箱の状態が逆に「これは作るしかない!」となりました。
ハインリッヒはP.K.A.のバリエーションキットで、差分のパーツが追加されているものの、基本的には
1984年頃に発売されたP.K.A.とほぼ同じキットと推測されます。当時はガンプラブームの真っ只中で、
可動部の設計も過渡期だったのか、現代のキットから見るとずいぶんヘンテコな、もといユニークな構造でした。ポリキャップをはめ込む設計なのに、周囲のプラパーツがポリキャップを歪ませてしまい関節がスムーズに入らなかったり、大きな隙間が生じたりと、なかなかに手強いキットでした。
製作にあたっては、ホビージャパンのサイトで拝見した横山宏先生ご本人やMAX渡辺氏による作例記
事が大変参考になりました。原作者自らが大胆な改修を加えているのを見ると、「本当に自由に作って
良いんだ!」と勇気をもらえます。もっとも、今の私には「自由にどうぞ」と言われても、まだ何をしたらいいのか分からない状態ではありますが…。
接着面がほとんどないパーツや、可動させようとするとポロリと取れてしまう部分など、まさに「昭和キットの洗礼」を受けながら、試行錯誤の末なんとか形にすることができました。不思議なもので、言いたいことは山ほど有りますが、手間がかかるほど愛着が湧いてきますね。
最後の写真は色々なところを接着する為に、しばき倒してる図です。
同時期にウェーブ製のP.K.A.も入手していたので、比較しながら製作を進めました。こちらはさすが「令
和のキット」と言うべきか、特に何も考えずともストレスなく組み上げることができました。肩の合わせ目に溶きパテで溶接表現を施した程度です。
両方とも塗装は全て筆塗りです。下地にガイアノーツのシルバーサーフェイサーを塗り、影や溝になる
箇所にマホガニーを。その上から基本色を重ねていきました。
デカールは一部失敗してしまいましたが、そこは「ダメージ表現」ということで(笑)。こういう大らかさがマシーネンクリーガーの魅力の一つだと勝手に解釈しています。…まあ、他のキットでも同じようにごまかしているのですが!hljの配信で、清水圭さんや平田英明さんもかつてマシーネンのコミュニティにいらっしゃったと知り、改めてその歴史の深さと偉大なコンテンツであることを実感しました。」
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💐 narinariさん、投稿どうもありがとうございました 💐
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