[驟雨(しゅうう)に独り]

タイトルにある「驟雨」とは突然降り出すにわか雨を指す言葉で、皆さんも傘を持っていないのに急に雨に降られて困ったことがおありかと思います。


もしそれが遮る建物も何も無い戦地だったら?周りに頼るべき大人もいなかったら?そんな状況を切り
取ろうとしたのがこのジオラマです。


ここ半年ほどでぼちぼちジオラマのようなものを作り始めましたが、いずれもベースと上モノが分離できるものばかりで、このように全てを一体化したタイプを作るのは初めてになります。

どちらかを先に作って一区切り、のような状態にできないので、なかなかもどかしい思いをしました。
また、メカを壊しながら作るのも初めてです。ガンプラのような可動でスナップフィットのキットだと仮組みしてからダメージの構図を考えるということもしやすいのですが、このキットは固定なうえ、ケーブル類が複雑に絡む箇所もあり、組み上げてから手を入れることは難しそうでした。


そのため、壊れた状態を目標として、最初から壊しながら作るというちょっと頭のおかしくなりそうな作業を行っています。

ちなみにこのファイナルフントセットは3体それぞれ別々のタイプのグローサーフントを製作できる素晴らしいセットです。今回使ったのは「マスカレード」というタイプに組めるはずのもので、それを完成させることもなくこのようにぶっ壊れた状態で作る、というのはとても勿体なくて抵抗もあったのですが、心を鬼にしてキットを刻みました。

そして、雨の降るジオラマも初めて…になるはずだったのですが、ぶっつけ本番をするのに不安を覚え
て事前にテストを行ったのが先日投稿したスコープドッグでした。


おかげでマテリアルの扱いやスケール感などが掴めて多少は表現が改善したかな?と思います。
雨だれの表現に細いテグスを使っているのですが、これを地面に対して垂直に張るのがとても難しくて
苦労しました。

実際、何本かまっすぐ貼れてません。何か良い方法があればいいのですが…。また、スコープドッグのジオラマでは雨しぶきの白い反射が想定以上に大きく見えたのが一つの反省点で、今回はそれを抑えめにしているのですが、テグスの雨だれは実物より画像の方がだいぶ太い印象です。


カメラが白い部分を強めに拾うことは以前から薄々感じていたことですが、今回ほど顕著に出るのは初
めてで、こういうことがあると実物を優先するのかカメラ写りを優先するのか悩んでしまいます。まぁ安いスマホのカメラでは色々と限界もあるのでしょうが、模型沼だけでも手一杯なのにカメラ沼にまでハマると恐ろしいことになりそうなので忘れることにしますね。



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nmkgさん、投稿どうもありがとうございました! 

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