MENG 1/35 Panzerhaubitze2000 アンボックス
■ 今回からTomoyaさんにもレビューをお願いすることになりました。 1/35スケールのAFVを丁寧に作られるモデラーさん。 作品をご覧になったことのある方もいらっしゃるのでは? どうぞよろしくお願いいたします! ■ 今回ご紹介のキットはこちら! 1/35 ドイツ PzH2000 自走榴弾砲増加装甲付き
1970年代よりドイツ(西ドイツ)・イギリス・イタリアは、M109 155mm自走榴弾砲の後継として155mm自走榴弾砲SP-70を共同で開発していたが、さまざまな問題から開発中止になった。それに伴いドイツでは新たな自走榴弾砲の開発を決定した。この車両は2000年の実戦化を目指し、パンツァーハウビッツェ2000の呼称が与えられた。主砲は、ラインメタル社が独自に開発した52口径155mm榴弾砲を採用している。砲身長は8.06mにも達し、砲身先端には多孔式の砲口制退機が装着されている。通常榴弾を用いた場合の最大射程は30kmに達し、ベースブリード榴弾を用いた場合は40kmという長大な射程を得ることができる。
さてキットはこの箱1つで高クオリティーの物が作れるキットだと思う。
エッチングパーツやメタル砲身などがあらかじめ同梱されている。
そして、このキットの特徴とも言える増加装甲のディテールが非常に細かく再現されている。
勿論、増加装甲以外のパーツもディテールは細かく完成度は高い。
履帯は可動式の物が入っておりサスペンションも可動式になっていて足回りの表情がとても豊かだ。
説明書を見ていた私がさらに驚いたのがこの可動式の履帯の組み立てに接着剤が不要だということだ
従来の可動式履帯には接着剤を使用するのではみ出して可動部を誤って接着してしまう恐れがあるが
MENGモデルのキットには無いのでスムーズな組み立てが出来そうだ。
パーツ点数は多くなくパーツ構成も実に作りやすそうにできている。
塗装指示は4つのパターンから選ぶ事ができ今では定番にもなってきたファレホにも対応している。
これからレビューをして行くのが楽しみなキットである事は間違いないだろう。