バンダイ「205系 武蔵野線 2両セット」

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バンダイ製塗装済み半完成品鉄道模型、Bトレインショーティーから武蔵野線の車両です。

Bトレを組んでみるのは今回が初めて、安定して息の長い商品だなとは思ってましたが、昨年2012年がシリーズ10周年だったとは不勉強故たったいま知った…いまさらながらちょっとビックリ(^^;

10年も続いているだけにラインナップは様々ありますが、今回組んだのは鉄道マニアに限らず多くの方々の通勤通学にも用いられるJR東日本の普通電車です。鉄道全般さっぱり詳しくないものですからWikipediaの「国鉄205系電車」項目でちょいとお勉強…と思ったらなんかもうね、門外漢にとっては暗号文書みたいですよOTL

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こちらは先頭車のボディ外装パーツ。ステンレスをイメージしたシルバーのカラーに武蔵野線のラインカラーであるバーミリオンオレンジ+茶色のストライプが入ってます。先頭車前面は通常版と「京葉線・武蔵野線専用パーツ」の2種類が付属。

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屋根部分も丁寧に塗り分けられ、窓ガラスはクリアーパーツで左右それぞれを一体化された長いもの。すごくどうでもいいことですが、鉄道模型のエアコン部分って萌えるデザインですわぁ(n‘∀‘)η むかしから「これなんかに使えないかなー」と思うばかりで使ったことなど無い訳ですが。

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台車部分はABS素材を使用しています。

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その他の小パーツ、台車レリーフは成形色に見えて実は黒塗装されています。

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ステッカーは205系共用のものが一枚付属。小さなシールを手作業で切り出すのはそこそこ大変かもしれませんが、余白はそれほど気にならない厚みですので身構えなくても大丈夫でしょう。

ここまでで1両分です、普段ですとこのあと中間車両のパーツを紹介していくところですが、なんか間違えそうな気がしたので、先に先頭車だけ作ってしまう。だいたいこーゆーばあいは心の声に従った方が上手くいくものさ。

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スナップフィットでパチピタ気持ちよくはまります。車軸パーツは切り出し済みなのでゲート処理する必要もなくスムーズに回転するのは気が効いてるよナ。

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連結カプラーは複数用意されている内のマグネット内蔵のものを使用。台車レリーフには細かいモールドがあるのですがちっとも見えやしないので明るさをいじってみます。ここだけ別パーツにしておくことで様々な車両に派生できるという寸法ですか。

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窓部のクリアパーツが車体基本フレームとなる構造はちょっと面白いです。

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特徴としては個々のパーツには特にナンバリングが成されず、実際の部品名称が用いられていることでしょうか。後方部分の車体パネル「妻板」っていうのか。「私の妻はこの板です」の略じゃないですよ。

前面パネルは専用パーツを使用、スカートのつかないタイプで組んでいます。パッケージのイラストに従った導入当初の仕様ってことになるのかな。

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台車部分にボディをすっぽり被せて完成、なかなかにカワイイ。ディフォルメデザインであることは一種のエクスキューズも含んでいて、実際の編成通りに考証しなくてもこれひとつで成立するような、写実主義にこだわらなくても良いような感があります。プラレール的な遊戯感覚とNゲージ的な車両仕上げが上手く結び付いてるのが10年の成功のカギでしょうか。

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中間車の外装パネル類、4扉車両ですね。右上の「おしゃれなダブルゼータ」ロゴマークみたいなのは、実は畳んだパンタグラフである。

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屋根と妻板を選択することにより同じ中間車でもモハサハ・204/205型で組むことが出来ます(※サハ204型は6扉車両のため本セットでは組めません)

旧国鉄以来のカタカナ2文字による鉄道車両形式分類って旧日本陸軍の車両、特に戦車のそれとすごくシンパシーを感じるところ大なのですが、実際どこまで似通ってるかホントのところは知らないんだよな……

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台車部分は共通……と思ったらこれがまたレリーフだけパーツが違っているのですよ。中間車は「DT50」、先頭車は「TR235」の、それぞれ異なる台車をちゃんと立体化してるのだなー。この辺って鉄の人たちにとっては当たり前のことなんでしょうねえ。4号戦車の履帯幅みたいな話か。それも違うか。

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どこか違うのか、目を凝らしてもよくわからないレベルではあるのですが……

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モハ205で組んでみました。若干屋根の取り付けが甘くて膨れ上がってるように見えるのはネオサイタマをムジヒに運行するムサシノセン・デンシャの殺人的ラッシュアワーを気分的に再現しているためである。「デンシャ!?デンシャナンデ!?アイエエエエエ!!」

ってな感じで「デンシャスレイヤー」ってどうでしょうか。激しくガイシュツですかそうですか。

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マグネットカプラは2セット付属しているのでどちらの車両にも取り付けられます。実際に連結されていない箇所についてはディスプレイ用のダミーカプラーや固定連結用のドローバーもあり。

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車体マーキングについてはステッカーの方に武蔵野線の指定が無かったのでウィキの「武蔵野線」項目で正確な車番を確認しよう!と思ったけれど約3秒でザセツ。理解できないねOTL わけがわからないよorz

「武蔵野線という名称であるが、東京都武蔵野市は通過していない」との記述にはちょっとフイタ。そもそも武蔵野市がいわゆる「武蔵野」地域に位置しているのかが問われるべきではないだろうか。

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ほんでもって完成です。ふむふむカワイイものですな。上でもちょっとふれたけど、そもそも「自然ではない」ディフォルメデザインだからこそ、「不自然さが不自然に見えない」よさはあるかも知れません。線路無しでも気にならないし、江ノ電使ってヤシマ作戦に参加しても少しも不自然ではありませんね。

えっ

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さて武蔵野線と言えば高架化された線路と周囲の平坦な風景、駅間距離の長さからか常に全力疾走と「普通料金でテーマパーク気分が味わえる」鉄道として関東では湘南モノレールと並んで有名な存在です。これまで二度ほど経験した、武蔵野線車内で集中豪雨に見舞われました時なんかもうジェットコースターのノリだぜ(笑)そんな武蔵野線ですが、幕張メッセを訪れる際に利用される方も多いでしょうから鉄道ファンのみならずモデラー一般にも比較的親しみある車両と思われまして。

ワンフェスも間近いことですし、ちょいと武蔵野線をアピールしたくなったのですよ。

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