モンモデルなら工員の気分で迫力車体をモデリングできる!!

皆さんのプラモデルを作るモチベーションってなんですか?
「いやいや、プラモデルを作る事自体がモチベーションでしょう」とツッコまれそうですが、そんな生粋のプラモデル好きの方でも「○○が好きだから俺はプラモデルを作っているんだ!」って理由は、多かれ少なかれ皆さんあると思います。
例えば「好きな車両を並べるのが好きだけど、実車では難しけど模型で」とか「完成後にガシガシ動かして遊びたいから」など、理由こそは違えど、色々と理由があると思うんですよね。
中には「プラモデルの進化を感じたくて最新模型を作る」なんて理由もあるかもしれません。
そんな私のプラモデル製作のモチベーションは、「工員気分でモチーフを製作している気分に浸る」というのが結構高かったりします。
それは私の専門分野であるミリタリーモデルに限らず、ガンプラやオートバイモデルにも言えます。
パーフェクトグレードのRX-78ガンダムやタミヤの1/6オートバイシリーズなんかが正にその真骨頂でしたね。



今回紹介するのは私のように” 工員になりたいモデラー”に是非お薦めしたい、
プラモデルを製作する過程で実車の構造を知る事ができ、実車を組み立てている気分を味わえる、
MENG MODELの1/35ロシア軍 の自走式低高度防空システム「 96K6 パーンツィリ-S1」です。



このアイテムはトランペッターやタイガーモデルからも同じ車両がリリースされていますが、
実車を組み立てている気分に浸れる度数が一番高いのはMENGMODEL製だと思います。
……なんて言い切っちゃいましたが他のキットをまだちゃんと見てないので、もしかしたら他のメーカーのキットでも
似た体験ができる可能性はありますが、ことMENG MODELは、実車の構造から再現する事にこだわっているイメージがあります。
M1A2SEP エイブラムス TUSKI/TUSKIIとかもそういった意味で名作ですね。



「96K6 パーンツィリ-S1」はエンジン、ギアボックス、ブレーキ、キャビンなどの自動車部分と、CV乗組員室、機関砲、砲塔、電源部、レーダーの兵器部分がそれぞれ工程別に組み立てるようになっています。

これだけの大型車両の大型兵器なので、それを実車同様にパーツ分割しているのでパーツは相当な数です。



しかしながら特筆したいのは、それらのパーツがいたずらにバラバラなのではなく、プラモデル作りにおけるエンターテイメント性をちゃんと考慮したパーツ分割になっています。

例えばサスペンションの板バネは一体成型。

板バネを実物通りに分割されてもその組み立ては苦行なだけですからね。
こんな感じでモデラーが製作して楽しい部分はバラバラに、そうでない部分は一体成型するなど、
非常にメリハリのあるパーツ分割で構成されています。





このキットは一気に制作するのでは無く、毎日ちょっとずつ時間を取って徐々に製作していくのが正しい取り組み方のような気がします。
そう、デアゴスチーニのキットのように。

HLJの特別価格でも¥16,416 (税込)って聞くと一瞬割高に感じるかもしれませんが、時間を掛けてじっくり楽しめるキットとして考えるととてもリーズナブルなお値段といえるかもしれません。。

ちなみに箱に戻そうとしたら、まったくパーツが収まらなくなりました。

ではまた明日!



今回ご紹介のキットは

1/35 ロシア 96K6 パーンツィリ S1自走対空システム
by  MENG HLJ価格: ¥16,416 (税込)

元戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング」誌編集長にして、現在は月刊モデルグラフィックス誌などで活躍する模型誌モデラー。戦車模型への愛と知識もさることながら、陸海空スケールキットからキャラクターモデルに到るまで全てのジャンルに精通。約1000個のキットストックを持つ生粋の模型好き。

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