海洋堂「REVOLTECH:ジェイソン・ボーヒーズ」
特撮リボルテックNo.14は単なるスポーツ用具だったホッケーマスクをバラエティ商品売り場のレギュラーアイテムになるほどメジャー化させた功労者の立体化です。
しかしこの件でアイスホッケー業界が「13日の金曜日」シリーズに感謝した話って聞きませんね。なんででしょうね。あとなんでNo.13じゃないんでしょうね(笑)
そんな訳でジェイソンさんです。あまりに有名なキャラクターですが名字の方はこの商品ではじめて知りました。「ホービーズ」ってなんて趣味的!やっぱりモデラーってヘンなひとたちばっかで…と思ったら正しくは「ボーヒーズ」だそうでちぇー(*・з・)
近年ではNYに行ったりフレディと戦ったり果ては宇宙に旅立ったりもするジェイソンさんですが、今回はもっとも代表的な姿とされる「13日の金曜日PART3」からのジェイソンさんです。「ホッケーマスクの怪人」というモンスター(?)像はこのシリーズで確立され、ホラー映画以外にもアニメやマンガなどで様々にパロディ化されたりするもんですけど、こうしてみると原典はワークシャツにブルージーンズと典型的なブルーカラー労働者なんだな。
7つ道具の数々も農耕作業や大工仕事の道具揃いでこれは古き良きアメリカのはたらくおじさんじゃありませんか!そいつがクリスタルレイクで乳繰り合ってるカポーたちを三冊もとい惨殺していくのは今で言うところの「リア充ばくはつしろ」ってことでなんだか親しみが湧いてきました。
こーしてみるとドギツイ素顔だって映画「グーニーズ」の愛すべき脇役「スロース」にも似て仲良くなれ…スマン、今のはウソだ。なんでしょーこーいろいろ考えるところはありますが、ウカツなことを書くと問題発言になりそうなんでその辺はスルーすなのだ。
ジェイソンさんの仕事場である「納屋をイメージした飾り台」が結構お気に入りです。ただ置いとくだけでも寂寥感を感じさせる絞首縄がグーすよグー。そんでアレだ、なんだかアドベンデッサンギャルっぽいんだ、うむうむ。
アドベンデッサンギャルがなんだかわからない人はわからないままにしておいた方がエエこともあります。
それじゃ、はたらくよー。
アメリカのホラー映画が集団行動を乱すカップルとか夜中に出かける青少年とか身持ちの悪い連中からさくさく死んでって、生き残るのはひんこーほーせーなキミとボクだったのはさすがに昔の話なんでしょうけど、まあ昔のキャラクターなので「父性」とか「貞操」とかいろいろキリスト教モラールを反意的に象徴している気もするんだなジェイソンさんは。くわしくは「スクリーム」参照。
ホッケーマスクと言えば「マッドマックス2」にもヒューマンガスというホッケーマスクの悪役キャラが出ていたけど、どっちが先なんだろう?あえて調べずそのままにした方が、楽しいこともあるかなー。
ノコギリで引いたりオノで割ったり、今日も今日とてクリスタルレイクの怪人は大忙しです。「悪い子はいねーがー!?」とまるでナマハゲのようですね。
幸か不幸かフロイライン・リボルテックとは異なるサイズで製品化されているので、綾波やアスカが追っかけまわされることもない。同じにしときゃ面白いのに…と思いつつ多方面のことを考えればこの方が安泰か。
時には反撃されることもある。父性の権威が覆されるのは洋の東西を問わず20世紀後半の潮流なのです。
でも即座に逆襲。ガキの主張がまかり通るほど世の中甘かぁねーのです。
白兵戦の最強武器はスコップです!!!!!くわしくは「西部戦線異状なし」参照。
フルセットで飾るとあなたのお部屋もたちまち惨劇の舞台に!仕事場PCの横に置いとくだけで職場のふいんきもぎすぎすと和みます。
実を言うと「13日の金曜日」、映画シリーズは一本も見たことないのですよ。ですからしていろいろと間違ったこと書いたかもしれません。でもね、映画知らなくとも世の中大抵のひとは知ってるキャラクターなんじゃないかな?老若男女問わずそれなりに人口に膾炙してるだろうと考える。あーよほどご高齢の方はともかく。
それでだ、意外と結構イケるんじゃないかと思うんだこの季節。
そろそろ師走の足音も近付いてきたことだし、
クリスマスパーティーのプレゼント交換に誰からも等しく親しまれるジェイソンさんを是非!
「ダーリン、アイムホォーム♪」とアッチラ・ザ・フンショー的な楽しみもあります。
アッチラ・ザ・フンショーがなんだかわからない人はただちにわかった方が人生がハッピーになると思います。