仕上がるさまはドラマチックが望ましい!
前回、前々回についで今回もライフィールドモデルのキットを紹介します。
ライフィールドブログかよ!って言われそうだけど、ネタのイキがいいうちにと思うわけです。それは、過去のトラウマが大きい。すごく見所の多いキットなのに、なんとなく紹介するタイミングを逸したままお蔵入り…、なんてことが編集員時代にはよくあってモヤモヤしてました。失礼ながら「1/35 ドイツ軍 スタッフカー タイプ82E」もまさにそんなアイテムじゃないかな?内容はめちゃくちゃ良いのに、新製品コーナーに載ってるだけってヤツ。
何がいいって、モールドやらディテールやらは流石のライフィールドモデル。カリッカリにエッジが立っていてすごい精密感。でもそこじゃないんですよね、ワタクシがビビッときたのは。
このボディーパーツなんです。一体成型だのスライド金型なんていうのは方法論であって、それほど重要ではないと思いますが、このパーツ割りにしたことで、実車の「軍用のキューベルワーゲンに側つけて民間車にしました」感が盛り上がるということです。模型って組み立て作業の中にも、例えばエンジンなど構造を理解したりと製作中のエンターテイメントが重要。このキットは途中まで軍用キューベルワーゲン作ってる感じで進んでいき、最後の方でちゃんとTYPE82Eになる。当たり前なのかもしれないけど、そういう小さな感動でも欲しいんですよ。それがないと淡々と作業してるだけになりがちですからね。
というわけで、変な言い方ですが「正しい模型だな〜」と感心したライフィールドモデルのTYPE82E。単体で作っても再現度が高いですしドアとかも開くから情景でも使いやすいこのキット、是非オススメしたい一品です!
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