1/12 KOS-MOS コスモス Ver.4 エクストラコーティング by コトブキヤ 。パート1。アンボックス
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The Breadth of the Cosmos
KOS-MOS(コスモス)は、モノリスソフトが開発したゼノサーガシリーズの中のキャラクターだ。ゼノサーガシリーズはプレイステーション2(以下PS2)初の三部作構成で、元のプレイステーションのゼノギアスの続編と言われることもある。
ロマン的な未来を表現しているゼノサーガシリーズでは、発展したテクノロジーに操作されている社会がまさに破壊されそうになっている様子を表していて、特にPS2ゲームの最初の三作は、ユダヤ・キリスト教、そしてニーチェの哲学的思想を大いに参考にしている。運命、死、アポロ・ディオニュソス的観点主義、そして神の死などに関連するアイディア、またそれらに関係のある思想などが参照されている。
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KOS-MOS
KOS-MOSはゼノサーガシリーズの重要キャラクターのうちの一人で、ファンの間では人気のあるPOVのキャラクターだ。
彼女は日本のポップカルチャーの一つである鎧兜を着た女の子やサイボーグガールが人気を集め始めた時に登場し、瞬く間に人気を博し、株式会社ボークスによって3分の1スケールの人形が作られた。(その人形には2つのガトリングが装備されていて、アメリカでは800ドルの値札がつけられていた。)
私が思うに、この複雑なキャラクターの彼女をここまで魅力的なキャラクターに仕立てあげられたのは彼女の”プログラミングのされ方”に秘密があると考える。彼女は根本的には論理的思考の持ち主だが、それだけではなく多様なプログラムを持ち合わせている。例えば、彼女の自己維持プロトコルから生まれる、ドクター・フーに出てくるダーレク達でさえもソファーの裏に隠れさせてしまう様な凶暴な一面や、あずまんが大王に出てくる春日歩(通称:大阪)でさえもアインシュタイン似にしてしまう様な不快な一面を持っている。
彼女のWikiより
“KOS-MOSは非常に力があり、それは他のパーティーメンバー達を超越していると信じられている。彼女は超人的な力と俊敏性を持っていてる。彼女の体はナノマシンにより構成されている為、彼女は体を変化させることができ、腕を様々な武器に変えられる。彼女は破壊不可能という訳ではないが、自己修理機能のフォース・シールドにより非常に打たれ強い。更にU.M.N空間転送技術によりF-GSHOTガトリングガン、言わずと知れたF-SCYTHEや他の装備をを転送させることができる。更にはより遥かに高性能なD.S.S.S.システムと高性能CPUを備えた長距離センサーアレイを装備している。彼女は更に、巨大な艦船の数千倍以上のヒルベルトエフェクトを展開できる。KOS-MOSはケビン・ウィンコットが残したブラックボックスを複数持っている。Ver1, Ver2, Ver3, Ver4 それぞれがそれぞれのブラックボックスを骨格に収めている。X-BUSTERはそれらの例の一つと言えるであろう。腹部から放射状の高出力なレーザーを発射することで広範囲の目標に打撃を与える。Ver.1では、腹部ハッチを展開し、内部の射出口が露出する様子が確認でできるが、Ver.2以降は腹部のハッチを開くことなく発射している。他は彼女の“模擬人格”OSと彼女自身の自己認識に関係している。人類存亡の鍵を握るといわれている「ゾハル」にも彼女は深く関わりがあるようだ。「第三種兵装」と呼ばれる他の兵装も持っており、背部に翼状の光る冷却フィールドを形成する。プログラミングされている目的があるにも関わらず、彼女は無条件に開発者のシオンを護傾向にある。
KOS-MOSが蒼い目をしている時は比較的人間らしい性格を見せることが多く、紅い目をしている時よりもはるかに力強くて、感情的な口調で話す。この蒼い目をしたコスモスは彼女の真の姿だと考えられていて、シオンの身に危険が迫った時によく現れる。”
私はKOS-MOSなどの人形を集めたりしてはいたが、ここまで特定のゲームの大ファンになったことは今まで無かった。コトブキヤはバンダイのフィギュアと対等に勝負していくためにマーケティングを行ってるようで、私は彼らのフィギュアに強く惹かれた。
バンダイほど統一感は無いかもしれないが、私は彼らの作品を大変気に入っていて最新作もとてもいい出来だった。新しい領域にチャレンジするのがますます楽しみである。
Jill-in-The-Box
このKOS-MOSはゼノサーガシリーズⅢに登場した時のKOS-MOSで、私自身のお気に入りである。
キットに入っている様々な顔は既に目が塗装されているが、様々な目のデカールも素晴らしい出来だ。
これを作るにあたり、コトブキヤで働いている以前私の生徒だった者から一つのチャレンジを得た ー塗装禁止。デモバージョンのモデルを見たとき私は彼女に、どのように塗装されているのかと聞いた。すると彼女は、「何も塗ってない生スチレン」と笑って言った。
キットを実際に見たとき彼女の言ってたことが分かった。キットは非常に高いクオリティで作られていて、肌のパーツですらマット仕様のスチレンになっていた。
正式には、自由に動かしポーズを取らせることが出来る様にそうなっている様だが、Figumaスタイルのフィギュアは完璧に塗装してしまうと綺麗に見えなくなるのであった。
塗装禁止のチャレンジをしつつどの様に組み立てていったか、さらに見てみよう
マットのフラッシュパートと事前に塗装されてるパーツ。
Note the matting on the flesh parts, as well as the pre-printed components.
戦いは始まる。百戦錬磨の私ですらこれを作るのには良い挑戦となるだろう。
さぁ、このマシーンに神が宿るかどうか見てみよう。
Dr.Robodaz
翻訳者: 渡嘉敷ゆうき