ハコ開け隊出動!名作と噂のキットを調査せよ‼︎

ちょっと前に発売されたウィングジーキットの「ki-51」。巷では名作キットなんて言われているようですが、実際のところどうなの?ってことで、皆さんの代わりに中身を確認するためキットをバンバン開けてみていこうという趣旨で設立された部隊、通称「キット開け隊」(あまり語呂が良くない)の出番です。ウィングジーキットの「ki-51」の出来栄えやいかに? その辺、いつもよりも写真マシマシで紹介していきますぞ!

▲こちらが名作という噂のウィングジーキット 1/48「ki-51 Sonia」。
ソニア?日本的(?)に言えば、九九式襲撃機ですね


▲むむっ、もう噂どおりな予感がプンプンする。では各パーツをじっくりみていきましょう!


▲機体は繊細なリベットがビッしり。リベットスキーなワタクシはもうコレだけで充分なのでございます


▲翼下面パーツです。外板の凹凸とかとリベットが相まって実にいい感じ。翼パーツの貼り合わせ部の後ろ側はすごく薄くなっていて、貼り合わせた際にボテッとしなさそう


▲コクピット周りも秀逸です






▲パーツだけだと伝わりきらない感じなので、説明書もご覧くださいませ。どうです?パーツ数は多いですけど、かなり再現度が高いキットだということがわかります


▲丸見えになる空冷エンジンもバッチリ。冷却フィンも繊細です。エンジンの中心からシリンダーヘッドに向かって出ているプッシュロッドもパーツ化されています


▲翼下面の爆弾と爆弾ラックです。12キロ爆弾が12発と50キロ爆弾が4発付属します(つまりちゃんと実機どおり武装できるってこと)


▲エルロンなど同翼は別パーツとなっています。早く機体のアウトラインが見たい時は少し面倒ですが、同翼にアクションをつけられるのはキライじゃないです。立体感もつくしね


▲クリアーパーツは透明度が高くなかなか上質ですね。小窓だけをはめるのではなく、機体の一部と一体化してくれている部分もあります。「接着でクリアーパーツダメにしちゃった」なんてことも少なくなるので、嬉しいパーツ分割です


▲最近はキャノピーのマスキングシートはデフォルトなの?なんか、結構な割合で入ってますよね?便利だからいいけどね。エッチングパーツはコクピット内の一部とシートベルト。それに爆弾のフィンとなっています


▲マーキングは4種類付属します。貼った感じは…やってないのでわからない、ゴメンなさい。でも質は悪くなさそうです


▲塗装で使用する塗料はGSIクレオスのMr,カラーの番号で指示されています


▲でた、箱イン箱。結構な強度があるから積んどいて安心なのはいいんですけどね。
以前も書きましたが、パーツ見たくてワクワクしながら開けたらこれって、いまだに慣れないんだよね〜(笑)


いや〜いいキットでしたね。組んでないので「作ってみて」ということはわかりませんが、そうは言っても長いことプラモデルいじってきましたから「これはちゃんと組めそう」「これはじっくり行かないと」なんてのは感じることできてると思うんですよね。何より箱を開けて最初の感想が「わっ、組んでみたい!」だった時は大概間違いないキット。というわけでウィングジーキットの「ki-51」は噂にたがわず名作キットの予感しかしない内容でした。ではまた!




今回紹介したキットはこちら!

元戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング」誌編集長にして、現在は月刊モデルグラフィックス誌などで活躍する模型誌モデラー。戦車模型への愛と知識もさることながら、陸海空スケールキットからキャラクターモデルに到るまで全てのジャンルに精通。約1000個のキットストックを持つ生粋の模型好き。

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