内藤あんもの「作らずにはいられない!」【AMMO 1/72 T-54B中期型 編その1】
どもどもこんにちは。内藤あんもでございます。すっかり秋めいてまいりましたよ…!文化の秋、模型の秋の到来ですねぇ
さてベタな書き出しはここらにしといて前回の予告通り今回から新作に手を出しますよー。そう、ミニスケール界隈でざわざわとしているAMMO(アモ バイ ミグ ヒメネス)の1/72 T-54B中期型です。普段ミニスケはあんまりやらないんですが、「アレはどうやらおかしいぐらい出来がヤバい(語彙力)」というキットは気になりますやん? ちょっと前だとフライホークのFT-17もそうでした。
今回はAMMOブランドとしての初プラスチックキット(コラボレーションのダブルネームはあったけどAMMOだけは初めて)。パッケージから見ても分かる通り旧ソ連軍仕様というよりも輸出諸国仕様っぽい。特にベトナム推しが強いな!と思っていたら「44 ANNIVERSARY」の文字が。なるほどベトナム推しなわけです
いやーヤバいわ。これはヤバい(だから語彙力)。これだけ接写しても全然問題なし。フェンダーのディテールとかもうここまで入れてるか!って感じ。プラスチックもイタズラに透明感がないためこの状態でもとてもシャープに見える。むしろ対象物がないからスケール感狂うですよ?エンジングリルのアミ目なんかは安直にエッチングパーツに逃げないところがステキ。ミニスケになるとエッチングパーツの接着も汚くなりがちですしねー
そして更に危険な香りのする細いパーツ。これでもか!と言わんばかりに細い状態で成型されております。すごい。嬉しいのは細いパーツになればちゃんとゲートも細く処理をしてあること。三枚目の画像なんかでもこれだけゲートが細ければなんとかなるんじゃないかというキモチになります。ただいうてもコレ1/72ですからね!皆さんまだどんな大きさかピンとこないでしょ?
足回りも標準以上の出来で満足満足。履帯は部分連結ですが非常にシャープで組みやすそう。そして嬉しいのはバスタブ式車体下面に一体成型されているサスペンション。接着面積が小さくなるしなによりガタつきやすくなるところを一体成型で抜いてある為強度的にも心配がないステキな構成となっております
タミヤエナメルなんて対象物を置いてサイズ比較をしてみますと…コレはデッカイエナメルカラーに見えますなあ(笑)それくらいの切れ味のいいディテールがビッシリと彫刻されてます。先程までの超アップ写真見直してみて!あらためてすごくないっすか?ランナーを眺めているだけでもワクワクが止まりません!とはいえお楽しみはこれから。これは作らずにいられないでしょ〜次回からは組んでいきますよー!
今回紹介したキットはこちら!
ないとうあんも / 月刊アーマーモデリング誌での連載を始め、月刊モデルグラフィックス誌といった模型専門誌で作品を発表するなど、絶賛活躍中のプロモデラー。模型誌の誌面ではAFV作例製作で起用されることが多いが、じつは航空機模型やキャラクターものにも造詣が深いオールマイティービルダー。