1/2 BB-8 by バンダイ パート2 – ビルド
キック・ボール
JJ・エイブラムス監督は、スターウォーズの続編の中に新しい、中心的なアストロメック・ドロイドをR2-D2以外にも必要だと認識しBB-8を取り入れた。
この新しいドロイド、BB-8はアストロメックシリーズのデザインを壊さず、かつR2-D2のデザインとは根本的に変える必要があった。
前の作品、スターウォーズI~IIIはCGを多用しすぎたためかなりの批判意見があった為、JJ・エイブラムス監督はこの批評を真摯に受け止めスターウォーズVIIでは機械の小道具を使うことに重心をおいた。
BB-8はCG多用から脱する決意の表れであり、主役達と同様に過去の作品と新しい作品の懸け橋となる中心的な存在となるものである。
そして、もちろんマーケティング面の為、かわいいデザインとなった。(そしてジャー・ジャー・ビンクスの様な存在ではないもの!!)
BB-キング
BB-8の球体の様なデザインは一番の特徴といえるだろう。しかし、頭は従来のR2シリーズの目印ともいえるドーム型である。
BB-8の球体の頭は体と別々にに稼働でし、常に胴体のほぼ真上に位置する様になっている。 そしてこれは下のYouTubeでBB-8が初めてトレーラー内で紹介されたときに話題となった。
他のR2シリーズ同様、BB-8はX-ウィングのドロイドソケットに対応しており、エンドアの戦いから三十年後にレジスタンス側が使用するT-70 X-ウィング・ファイタータイプに搭載することができる。ところで、トレーラーではBB-8はレイのものに見えるが正確にはレジスタンスのパイロットのポー・ダメロンのものである。
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New Frontiers of Technology
「CGのBB-8ならもっと簡単にでき、色々便利だという意見が多かったが、やはり実物を使用した方が役者面、セット面、そして映画の全体の為に良いという事は皆、同意していた。」―JJ・エイブラムス
どの様にしてBB-8は作られたのだろうか?
ビデオを見ればいくらかの答えは得られるが、詳細はもっと興味深い。
最初のBB-8のスケッチが公の目に入ったのは2015年のスターウォーズ記念祭の時だ。この時のスケッチは明らかにラルフ・マクアーリー氏が描き下ろしたものではなかったがデザインコンセプトは彼のものかもしれない。スターウォーズインサイダーとのインタビュー時、最初の三部作のコンセプトアート関係者によると、最初期のR2-D2は転がって移動するデザインであったと語る。Episode VIIのプロデューサー、キャサリーン・ケネディによるとフィルムクルー達が過去のマクアーリー氏の初期のコンセプトアートを漁り、その中で使われていなかったいくらかのデザインが「フォースの覚醒」で使用されたと語った。
一方で、ディズニーはBB-8が実際、映画の中でどの様な仕組みで動いているかは未だに公式に説明はされていないが、スフィロ・ボールという名で知られているBB-8のおもちゃからある程度のことは理解できる。このおもちゃと映画内のBB-8との構造がどのくらい似ているかは分からないが、2010の特許申請書(https://www.google.com/patents/US8269447)に基づけば両方とも何かしらのジャイロスコープ装置とマグネットマウントを頭に称していることが確認できる。
色々とわからないところが更に魅力的だが、あまり詳細に深く入り過ぎないで、この私の机の上の真ん中に丸二日間乗っかっているバンダイ製のBB-8をみてみよう。
ビルド
このキットの最大の魅力はとてもシンプルなところである。シンプルだが効率的であり、デザインがどれほど優秀であるかが見て取れる。.
最初のパネルはシンプルな墨入れとウェザリングできれいに見える。
私がいつも使用しているガンダムマーカーはペン先が短いため今回は使用できないのではと思っていた。しかしピンチを使い古いガンダムマーカーの先を少し引っ張り出すことで、簡単にラインを引くことができた。
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2つのパーツが出来上がった…
きれいな丸いボディが出来上がった。
ワールドカップにもなりえるだろう。
キットにはLEDライトが目を光らせるために付属してあるが、それを外して他のぱ
頭の下の部分。ここは取り外しが出来る様になっており、ライトをつけたり消したりすることもできる。
最後に…
物事を簡略化するために、私は少ない量の塗料をこのキットに使用した。
まず初めに、全体をマット仕様にし(透明部分を除く)塗装が必要な部分を減らした。これをする理由としては、バンダイはもとから適切な色を塗ってあることが多いことと、写真から見てわかると思うが、私が個人的にマットテイストの模型が好きだからである。
そして、ガンダムマーカーを使用し墨入れをした。
最後に、エアブラシでウェザリング塗料をつける。
これで完成。
バンダイは“急速的に誰にでも作れるプラモデル”のマスターとなりつつある。ビギナーは簡単に組み立てることができ、経験者はウェザリングに凝ることでよりリアルな作品を作ることができる。
さぁ…、バンダイ!2分の1スケールのR2-D2か1.72スケールのミレニアムファルコンを次の新作とするのはどうだろうか。
Dr.Robodaz.
翻訳者: 渡嘉敷ゆうき