1/72「巡洋戦艦グナイゼナウ3番砲塔」のプラモデル⁉︎

なんでも今日はちょっと変わった模型を紹介します。1/72スケールなのですが、ノルウェーのある実在した(現在も存在する)沿岸砲塔「アウストラット要塞」のプラモデルです。なんか開けたらドカーンとしたパーツがゴロゴロ出てきて終了みたいな感じなのかな? 兎にも角にも、みなさんのかわりにキットをどんどん開けちゃおうということで、早速内容を見ていきましょう



▲いきなりドーンとしたパーツが出てまいりました。見たママ、砲塔でございます。底面と細かいパーツを除いて1パーツで再現されています。
それにしても大きいですね〜!


ほうとうの台座はこのように半分に分割されて2パーツになっています。表面にはコンクリートっぽいテクスチャーもつけられていますね。
しかしこれまた大ぶりのパーツですなぁ


▲主に方針のパーツです。ランナーの都合(製品開発の都合?)で砲身が4本できますが使うのは3本です。
余った1本はザメルを作る材料なりなんなりに使えますな


▲大ぶりのパーツがゴロゴロと…と思ったらそうでもなかった。砲塔の内部が再現されていて、結構細かいパーツもありました


▲細かいパーツはモールドも頑張ってる。砲塔内部が充実しているおかげでグナイゼナウの砲塔プラモとして鑑賞してもバッチリと思います


▲というわけで全てのパーツを並べるとこんな感じ。結構パーツ多めで作りごたえもありそうですね!
中身スカスカでサクッと完成しちゃうっていうのも悪くないけど、内部ができてるのは実にメカメカしくって嬉しいかも!


アウストラット要塞はノルウェーにあったドイツ軍のUボート基地を守るために作られたそうです。シャルンホルスト級2番艦、巡洋戦艦グナイゼナウはドックに停泊中、爆撃されて破損したそうで、その修理中「主砲の口径でかくする計画」も同時に行われることになり、余ると見込まれていた(でかくする計画は中止。グナイゼナウの修理も中止)砲塔を使おうということになったそうなんですが、プラモデルで見れば「使わなくなった戦艦の砲塔を要塞にしちゃおう」というのも簡単だけど、よくもまぁこんなものを高台のてっぺんまで運んだもんですねぇ。なんでも2箇所にあったそうなんですが、ひとつは解体されていて、残っているのはキットになったものだけらしい(撤去されたのは2番砲塔で残っているのは3番砲塔らしい)。で、大戦中一度も使わなかったんだとか、勿体無い。直してグナイゼナウとして使えばよかったのに。あ、そうそう、さすがにこのぐらいの建造物ともなるとグーグルアースでも見れるそうなので探してみるのも面白いかも?ではまた!




今回のキットはこちら!

元戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング」誌編集長にして、現在は月刊モデルグラフィックス誌などで活躍する模型誌モデラー。戦車模型への愛と知識もさることながら、陸海空スケールキットからキャラクターモデルに到るまで全てのジャンルに精通。約1000個のキットストックを持つ生粋の模型好き。

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