大人の立体ジグソーパズル⁉︎“ウンブーム”ってなんだ?

▲自ら完成させた作品を手にご満悦のスコット社長。なんでも毎日1時間とかちょこちょこやりながら、一週間で完成させたんだそうです。この帆船は結構大型のキットですが、他にも小さめなものなど種類も豊富


模型を作る時は接着剤と工具、それと塗料を用意して…なんて、プラスチックモデル好きのワタクシには当たり前なんですが、それがちょっと煩わしい時もある。ましてや有機溶剤の臭いも出るとなると模型専用の環境がなければなおさらです。でもなんか作りたい、完成した時の達成感や満足感を味わいたい!なんて時もあるわけで。で、そんな時にもおすすめしたい商品を発見しました。それがウンブームというメーカーの紙製キットです。紙製だからペーパークラフトか?と言われればそうですけど、どちらかといえばジグソーパズルに近いかな?そう、立体的なパズル感覚。それと、キット化するアイテム選択がバラエティーに富んでいて、ヒッチャカメッチャカなんですけど、でもなんかひとつの世界観がしっかりとあるのが面白い。帆船と戦車を並べておいても違和感がないっていうかなぁ〜。なのでウンブームとしてのコレクション性もあると思うんすよね。完成時の達成感や満足度の高さは上の写真を見ていただいて、どうです?スコット社長の「満足げ」な顔ったら(笑)というわけで、本日はちょっと知っておきたいウンブームの魅力に迫ってみたいと思います!



▲箱はちょっと淡白なデザインですな。なんか書いてあるけどロシア語だからチンプンカンプン。でも、説明書などはイラストがしっかりわかりやすいのでロシア語なんてわからなくても大丈夫


▲こちらが完成した状態です。情報量も結構あって、なかなか「スケールモデル」してますね


▲プリントだったりパーツ化したりを組み合わせて立体感や精密感が演出されているのはプラスチックモデル専門のワタクシとしても感心したり


▲模型塗るのは大好きだけど、これぐらい良い感じに色が出てたら塗装にこだわらなくても良いかな?


▲キットにはロープも付属するのですが、よく見ると紙製なのかな?
ちゃんとこだわるなぁ〜(笑)そう言う姿勢は好きだけど


▲そうそう、製品の仕様はと言うと、ジグソーパズルよろしく、プリントがされた厚紙がパーツに合わせてすでにカットされています。組み立てではプッと押せば簡単に枠板からパーツを取り出すことができるのです。つまり説明書に従い、工程ごとにパーツを取り出し組み立てていく感じです。パーツ同士の接合は基本差し込み式だそうです


▲ウンブームからは紹介した帆船だけでなく、結構幅が広いのも面白いところ。商品ラインナップの中から少し紹介していきます。
まずは、残念な事故により焼失してしまったノートルダム大聖堂(寺院)。本物を見るのはあと数十年は先になりますが、その姿はウンブームで蘇らせることができるのです


▲しかもノートルダム大聖堂は可動するのだ!ガバッと開いて中の様子を見ることもできるんですけど、これすごくワクワクギミックじゃありません?(パトゥーリアっぽくなっちゃうけど)キットを持たせてもらったらすごく重かった。それなりのパーツ数ってことですな。
またウンブームは世界の歴史的建築物が好きなようで、結構種類があるんです(日本のものもある)


▲戦車シリーズも結構あります。ロシア軍はもちろん、旧日本軍なんていうのもあったり


▲トラックなんていうのもあります。このほか西部劇の街並みシリーズみたいなのがあったりラインナップは少しカオス。でもそれが面白い!

プラモバカなワタクシにもまだまだ「何これ〜!」なんてものがたくさんある魔境「ホビーリンクジャパン」。また探索して面白そうなものを発見したら報告したいと思います。ではまた明日〜!



▲ウンブーム!まだまだ素敵な商品ありますよ!

斎藤 仁孝

元戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング」誌編集長にして、現在は月刊モデルグラフィックス誌などで活躍する模型誌モデラー。戦車模型への愛と知識もさることながら、陸海空スケールキットからキャラクターモデルに到るまで全てのジャンルに精通。約1000個のキットストックを持つ生粋の模型好き。

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