間違いなく便利!セールのチャンスに「エアブラシ」はいかが?

▲ワタクシがかれこれ20年ぐらい使い倒しているエアブラシです。下が初代で上が2代目。オリンポスのペンシルタイプ、ダブルアクションを使っています。カップが小さくて戦車一両塗るのに数十回塗料を足すめんどくささはご愛嬌(笑)。このほかエアテックスのちょっといいやつ(エボリューション2?多分)もあります


本日はけんたろうのマネして道具を紹介したいと思います。お題はエアブラシとそれにまつわるエトセトラです。前回はスプレーでしたからね。今度はエアブラシと言うわけですが、「まだ持ってないんだよね」と言う方の参考になればと言うことで、ざっくりと特徴や必要性などを消化していきたいと思っています



▲ダブルアクションエアブラシ。ダブルアクションとはボタンでエアーの量(ボタンを押す)と塗料の量を決める(ボタンを引く)を同時に操作します。なんかこう書くと複雑そうですな。塗料はだんだん揮発して最初の具合と変わっていきます。ダブルアクションはその都度塗料を希釈し直すなんてしなくてもエアーの量を増やしていくことでも対処できます。細吹きしつつ、高面積をブワッと吹いて、また細吹きなんてこともボタン(トリガー)で操作できます。ワタクシ的には、大きい模型以外ならダブルアクションの方が慣れれば便利だと思うのでおすすめですね


▲シングルアクションは塗料の量は後ろのダイヤルで決めておき、あとはエアーの量をコントロールするイメージです。塗料の希釈具合を調節して、塗料の量をダイヤルで決めておけば、一定の線がかけます。また広範囲を塗装するときは指が疲れないので向いていると思います。ダブルアクションに比べて若干、塗料の希釈はシビアになりますが、操作的な慣れはあまり必要としないと思います


▲コンプレッサーは模型用ならどれでも大丈夫。ワタクシ的にポイントは静かさかな?写真はGSIクレオスの「L7」ですが、このレベルになると流石に性能も高くて静か。夜中の模型の可能です。もうひとつ、エアボンベというのもありますが、ワタクシ的にはあまりお勧めはしないかな?せっかくエアブラシを用意するなら、できればコンプレッサーまで込みで予算を考えてみることをお勧めします。え?なんでって?その昔(中学生ごろ)1/72のファントムⅡ塗るのにボンべを何本も使ってボンベ破産したから。それと圧が一定じゃないので単純に拭くのが難しい。あれはむしろベテラン用だね


▲ここからはあるといいなシリーズです。まずはゴム手袋。手術用がいいんですけど、最近はもっと安いのがあるはず。ワタクシは整備仕用の若干厚めのものを使ってます(MACTOOL)


▲塗装ブース(換気ファン)は欲しいよねぇ。ワタクシは持ってないけど、いつも「いつかは用意する」と思い続けてベランダに大気解放。戦車とかならいいんですけどね。カーモデルとかガンプラとか吹いてる最中に風がふくと埃ついたり、風で流されて狙ったところが塗れなかったり。雨の日とか湿度が高い日はそもそもダメ。だけど、ちゃんと換気システムがあれば、いつでもできるもんね、いいよねぇ〜


▲これのお勧め度はジャンルにもよるかな?カーモデラーはあったほうがいい乾燥ブース。塗装中のものを一時避難させる安全地帯としてとっても有用


ないとあるでは、やっぱり持っていたほうがいいのがエアブラシですね。実は筆塗りが好きなので、無ければないで作るし塗りますけどね。じゃぁ、いらない?と聞かれれば、ないと作れる表現の幅は幾らか制限されるかな?と思ってちょっと焦るかも。戦車でもボケた迷彩塗装とかどうしよう?ってことになるだろうし、自分なりに気持ちの良い色を調色してそれがスプレーできないのはちょっとストレスかも。なければ模型は作れないとは思わないけど、便利さを知ってしまった今は戻れない体になっちまった。でも趣味に使っていい予算ってもんがある。それがいい悪いじゃなくてさ。予算が合わないなぁ〜なんて。と言うわけで、ホビーリンクジャパンさんでは少量ながらエアブラシもセール中みたいなので、タイミングが合うようでしたら是非この機会にゲットしてみるのもいいかも?ではまた!



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元戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング」誌編集長にして、現在は月刊モデルグラフィックス誌などで活躍する模型誌モデラー。戦車模型への愛と知識もさることながら、陸海空スケールキットからキャラクターモデルに到るまで全てのジャンルに精通。約1000個のキットストックを持つ生粋の模型好き。

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