MENGワールドウォートゥーンズシリーズ ドイツ戦車ティーガーⅠ&キングティーガー(ポルシェ砲塔)Vol.2
では、組み立てに入ります。このシリーズの特筆すべき事柄の1つにスナップフィットが挙げられます。気持ち良いほどにピッタリと合わさり、接着剤を使わず簡単に組み立てられます。パーツ数も少なく、2両とも11工程で組み上げることができます。ティーガーⅠの足回りは全てポリキャップを使用するのに対し、キングティーガーはドライブスプロケットとアイドラーホイールにのみポリキャップを使用し、転輪は車軸パーツを差し込んで取り付けます。キットのままだと履帯はピンと張っているので、少し手を加えて履帯と転輪を接着し、たるみを表現します。キングティーガーはサイドスカートで隠れてしまいますが、同じように接着しています。車体の上下の組み立ては車体下部のダボ穴に車体上部のピンを合わせるようにはめ込むだけ。2両とも車体前部に機銃が付いていますが、銃口が再現されていないので穴を開けたいと思います。画像のようにガビョウやカルコのような先の尖った物でアタリを付けてから、1ミリ径のピンバイスで開口します。キングティーガーの機銃は左右に可動します。ティーガーⅠの砲身は縦に分割された2つのパーツを組み立てるまきわり砲身なので、合わせ目を消す作業をします。タミヤセメントなどのトロトロした接着剤を接着面に塗り、パーツを貼り合せたときにムニュッとはみ出させます。よく乾かしたらヤスリをかけて合わせ目を消します。キングティーガーの砲身はまきわりではなく1つのパーツで成型されているので、パーティングラインをヤスリがけするだけでOK。曲面へのヤスリがけは、画像ようにスポンジヤスリを使うのがオススメです。ティーガーⅠの砲塔後部のゲペックカステンにも合わせ目ができるので、砲身と同じように処理してあげましょう。2両とも砲身が上下に可動します。手のひらサイズのかわいいルックスの中に、モンモデルの良さが凝縮されています。デフォルメはかわいいだけでなく、特徴あるパーツそれぞれを際立たせてもいます。作りやすさはバツグンで、初めて模型を作るという方にも自信を持ってオススメできるキットと言えるでしょう。
Meng modelのWWTシリーズはその他ラインナップも!
今回ご紹介のキットは