クセになる!?1/32スケールの圧倒的な存在感!

以前「単発レシプロは1/32スケールがちょうどいい」なんて申しておりましたが、なぜかと聞かれれば「存在感と迫力」に魅力を感じるからなんですよね。それと意外に「かかるエネルギー」は1/48とかとそれほど変わらないことに気がついちゃった。でも何でもかんでもでっかいスケールがいいかというとそうではない。大きすぎてムリなんて言うのもある。乙女心だけじゃなく、おっさんモデラーゴコロもなかなかにして難しいのでございます。で、今回そんなワタクシがビビっと来ちゃったキットはまたもや1/32ながら、大きすぎない程よい大きさ(ワタクシ調べ)のジェット戦闘機なのです



▲こちらが本日紹介するスペシャルホビーの1/32 「T33 T-33 航空自衛隊 & 中南米」です


▲機体を形成する主要パーツ


▲表面はパネルによって出っ張っていたりして立体感がありますね


▲パネルラインはスジボリで再現。リベットも表現されていますが、全体的にビッシリと…って感じじゃないですね。まぁ、このぐらいの方がバチーって合わせてゴリゴリ削るにはちょうど良いかも


▲1/32ジェットですが、意外とでかくない。1/72の4発重爆ぐらい?流石に存在感ありますねぇ。1/48ならファントムⅡとかぐらいかな?ちょっとこっちの方が長い?


▲ちなみにこちらは以前紹介したパシフィックコーストモデルの1/32「マッキC202」です。単発レシプロとそれほど変わらない?は言い過ぎかな。でも「デカすぎてどうにもならないよ〜」ではないね


▲コクピットなどのランナー。コンソールの裏側は計器類の丸いモールドも入っています(コード類はないけど)。あれ?シートがありませんね?


▲サイドコンソールもご覧のように立体感があります


▲プラスチックパーツの最後はインテークと翼端増槽。インテークは流石にこのスケールですからね、奥まで再現されています


▲増槽もでかい、接着線を消す作業が大好物なワタクシには全く問題ないけどね!


▲クリアーパーツはこんな感じ。意外と少ないんですな


▲実はこのキット、ゴージャス仕様なのです。コンソールを中心にカラープリントされたエッチングパーツなんぞが付属していたり、


▲レジンキャストパーツもてんこ盛り!1/32ならではの解像度に引き上げてくれてます(ちゃんとホイールが2種類付属しているのはエライ)


▲シートは潔くプラスチックパーツ入ってませんからね(笑)。再現度の高いしよくできてます。コレが前席と後席の2つ付属しています


▲マーキングは6種類(航空自衛隊 x 4、グアテマラ空軍 x 1、ペルー空軍 x 1)となっています。ワタクシ的にはやっぱり「空自」が入ってるのがポイント高いなぁと。グアテマラ空軍なんてのも面白いですけどね


▲日本仕様向けの箱には「空自のマーキングも入ってまっせ〜」というアピールのためのシールが貼られていたりする。最初っから空自の箱絵にすればいいのに


▲「説明書はカラー」なんですが、今作るべき工程は色付きで、済ませている部分は色がない、もしくはこれを作ってるんですよってビジュアルでわかるようになっているのはわかりやすそう


1/72も1/48も作りますけど、コレクション性だったり、情景のしやすさだったりを求めています。とは別に好きな機体だったり、「実機を見た」だったりの原体験があったりして少なからず思い入れがある機体は特別扱いして大きめサイズでビシっと作りたいなんて思ったりもするのです。ワタクシ的にT-33はまさにそれ「幼少の頃、初めて行った基地祭(入間?)で見た」なんですよね。ではまた来週〜!




今回紹介したキットはこちら!

元戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング」誌編集長にして、現在は月刊モデルグラフィックス誌などで活躍する模型誌モデラー。戦車模型への愛と知識もさることながら、陸海空スケールキットからキャラクターモデルに到るまで全てのジャンルに精通。約1000個のキットストックを持つ生粋の模型好き。

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