苦手の中に一筋の光明を見た!最もスタイリッシュな旧軍機

「非国民モデラー」とか思われそうで言えなかったんですが旧日本軍機があまり得意ではないんです。性能が〜とか、ましてや悲壮的だからとかじゃなく問題はあの色。明灰色や銀色なのは大丈夫なんですが、濃緑色に赤い丸がちょっと得意じゃない組み合わせで、残念ながらかっこいいと思えないんですよね。
そんなワタクシですが、ゆいいつ色彩感覚的障害を超越して「なにこの機体、かっこいいじゃないの〜!」と衝動的に所有している機体があります。それはスウォードの1/72 「川崎 キ-102乙 日本陸軍襲撃機 Randy」です。何がかっこいいってこの機体は超スタイリッシュ。もうフォーミュラーですよ。鬼才エイドリアン・ニューエイがマーチCG881をデザインしたついでに図面引いてるってくらいスタイリッシュ。ということで今回はワタクシの惚れ込んだスウォードのキ-102乙を紹介します!



▲キットは双発機の割にはパーツはそんなに多くないといった印象


▲ね?機体はシュッとしてます。スジボリのモールドは結構繊細


▲主翼の形状もカッコイイ(かなり私感)。
エンジンカウルも先がつぼまってて素人目にも空力良さそう


▲スピナーも尖ってますねぇ〜!ぼてっとしたものより、いかにも「スピード出そう感」がある


▲エンジンや計器板も一体ながら、なかなかの立体感。!/72スケールなら充分な仕上がり!


▲キャノピーの形状もいいんですよねぇ。パーツは透明度も高くて良好です


▲主翼パーツは下面側が主翼部分と一部機体部分が一体になっています。上反角が決めやすいので助かりますね。それと脚が付く部分なのでバラバラにされるより強度はかなり高いと思います


▲マーキングは4種類がプリントされています。塗装参考図はカラーです


▲お! 日本語の機体解説もあります。塗装色指定はGSIクレオスのMr.カラーの番号で表記されているのも嬉しいですね!


模型的なすごさからタミヤの1/32 零戦とかは持ってますけどね。でもランナー眺めてホッコリする用だから作るつもりはないんです。が、キ102は作りたいと思って買ったんですよね、しかもパッケージ裏の塗装図を見ていいじゃん!と。なので指示通り濃緑色に日の丸で作ります。単純だから作ってみたら「濃緑色もこれはこれで」なんてなるのかな?ではまた明日〜!


今回のキットはこちら!
1/72 川崎 キ102乙 w/イ号無線誘導弾 ソード
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元戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング」誌編集長にして、現在は月刊モデルグラフィックス誌などで活躍する模型誌モデラー。戦車模型への愛と知識もさることながら、陸海空スケールキットからキャラクターモデルに到るまで全てのジャンルに精通。約1000個のキットストックを持つ生粋の模型好き。

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