発売直前キット試作品をジャッカル!? これぞまさに大物アイテム!

▲さすがに大きい1/20 VF-1バルキリー。しかし嬉しそうだなぁ〜スコットさん。この笑顔には理由があるんだけど、「作っていいの?」って言うから「ダメ」っていったらめっちゃくちゃ残念そうだった。悪いことしたかな?


精力的に1/20スケールの“何か”を展開中のマックスファクトリー。1/20を展開はいいけど、ミンメイときてまさか同スケールのバルキリーを出すとは誰も思わなかった。そのバルキリーですが、まずはガウォークときてスーパーパックも製品化。で、次は「ファイタータイプ」が発売直前となりました。今回はそのファイタータイプのテストショット(試作品)を闇ルートにてゲットしましたので、紹介していこうと思います



▲パーツ見てどうこう言うキットではないんですけどね。習性というか、まずパーツを並べないと気が済まない


▲ファイター用に作りおこされたパーツを見ていきましょう。まずはまっすぐな足。スーパーパックは膝のところで折れてましたからね。パーツは結構一体化がされていて左右パーツをパコっとはめるとできちゃう感じ?


▲そう言えば垂直尾翼も今までは畳まれていたもんね


▲脚パーツはアニメではなくリアル戦闘機っぽい味付けなのが嬉しい。真面目に作ってるなぁ〜


▲ここからは新規じゃないパーツです。今回も機体下面にある「バトロイドの頭」はA型・J型・S型の3種類ついてますね。こういうモデラーに対する気配りというか配慮って「製品作ってるスタッフが模型好きでファンの心理状態に近いんだろうなぁ〜」って思っちゃう。ワタクシは純だからさ、そういう商売とは別の部分に感銘を受けちゃうわけですよ


▲キットには「クイーンエメラルダス号」も付属…してません。ワタクシはイマイのキット(ギリギリ、ハセガワ)の大きさしか脳内にないので、いちいち驚く


▲コクピットもでかいね。これはパイロット欲しくなります。コンソールパネルにはクリアーパーツも使われていて(モールドもパッキリしてて気持ちいいですよ)


▲㊀モールドは結構凝った作りになってるんですね。それとこのキットは(既に発売中のガウォークと顔そうでしたが)塗り分けとかしなくてもちゃんとパーツで色分けされているので、「塗装しないとそれっぽく見えない」なんてことが全くないのも嬉しいですな。ワタクシは多分意地でも塗るけど、白い部分なんて缶スプレー3本で蒸れるかなぁ?なんて感じではあるからねぇ。今回のテストショットにはステッカーがついてこなかったので詳細は不明ですが、過去の製品から鑑みるに、バチーっと組んでパイロットフィギュアだけちょちょっと筆塗りで色を足してやり、ステッカーを貼ればいい感じに仕上がるんだと思います(ガンダムマーカーとかでスミ入れするともっとイカす感じになるよね)


▲クリアーパーツはちゃんと左右絞れてて素晴らしい仕上がりですな(既存の製品と共通パーツ)。


▲なんか、ちゃんと作ってんな〜と思うのはこのクリアーパーツを見ても感じるんだよね。どうでもいい(よくはないけど)翼端塔とかさ、ちゃんとクリアーパーツになってたりするわけですよ。クリアーパーツもそうだけど、全体的に1/20スケールという大きさに見合う仕上がりにちゃんと落とし込まれているんだよね。そりやぁ、エンジン部分とか一体化されていてズドーンとしたパーツもあるけど、じゃぁバラバラにすればいいのかというとそうではないと思う(そこにはユーザーには関係無い話なんだろうけど、多分値段設定なんていう問題だってあるからね)。パーツ数と再現度、それに価格設定をバランスさせるのが難しいというのは、他の模型でも聞いたことがあるし。そこいくとこの製品はそのバランスがいいと感じるんだよね


以前このブログで「BEEMAXが大好きだっ!」って書いたことがありました。もちろんアイテムに燃えたからというのもありますが、もっというと“最高にバカやってる”からなのかな? この場合ワタクシ的には“バカ”というのは最高の褒め言葉であり、または“漢”とも言いますな。本人は売れると思ってるかもしれないけど趣味性の強い製品にメッセージを載せていくスタイルをやられちゃうとビンビン伝わっちゃうワタクシなので、微力ながら俄然応援したくなる。そういうことでいくと、マックスファクトリーさんも最高にバカやってる、しかも本気でやってるので大好きな模型メーカーの一つです。「次はどんなので楽しませてくれるんだろ?」なんて思わせてくれるメーカーは多くないでしょ?それがマックスファクトリーさんにはある。1/20バルキリーとか“常識外れ”なことやってくれるんだからねぇ。期待するなという方がムリってもんですわ。ちょっと話がずれました。ガオークの時はさすがに4万円とかしていたんですが、今回のファイターはかなりリーズナブルな価格(2万円を切る)になるそうで、むしろファイター好きのワタクシにはちょうどいいね。というわけで、今後もバルキリーについては発信していきたいと思ってます。缶スプレーの続編とかいいかもね。ではまた〜



▲そうそう、冒頭のスコットさんの話が途中でしたね。これはホビーリンクジャパン社屋にある応接室なのですが、模型も飾ってあったりします。ん?よく見るとアイテム古くない?


▲寄ってみるとこんな感じ。実はこれ全部スコットさんの作品なんですね。中でもマクロスが多いんです(SWも多いけど同じぐらい?)。なんでもプラモデルに転んだきっかけの一つが「マクロス」なんだそうで、特別な思い入れがあるのだとか


▲学生の頃に作った「グラージ」。地味に上手い(笑)



今回紹介したキットはこちら!

元戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング」誌編集長にして、現在は月刊モデルグラフィックス誌などで活躍する模型誌モデラー。戦車模型への愛と知識もさることながら、陸海空スケールキットからキャラクターモデルに到るまで全てのジャンルに精通。約1000個のキットストックを持つ生粋の模型好き。

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